本来、医療とは医学的科学的に研究され、実証された結果と事実に基づいて行われるものです。私は、勤務医の時から、病院の臨床において患者さんを治療するだけでなく、幅広い医学研究の一端を担うための地道な研究と勉強に多くの時間を費やしてきました。

日、祝日はもちろん、盆、正月でさえも研究や学会発表のために医学書を読み、論文発表の仕上げに徹夜で論文を書いていたこともあります。なぜなら、自分自身が多くの学び、研究することが結局患者さんの治療に結びつき、より高度で質の良い治療を提供することができると考えたからです。

感染症治療において重要な、βーラクタマーゼ耐性菌についての研究と実験結果をスペインのマドリードで行われた「第14回世界耳鼻咽喉科学会」で発表した時には、各国の多くの医師たちも関心を寄せてくれていました。

今までの医学研究から得た知識と、医師としての30数年の経験を融合させ、来院された患者さんのご健康をお守りするために日々努力をいたしております。